宅配 買取を存分に活用しよう
新たな機械を使うことになる現場のドライバーたちの戸惑いも予想される。
そこで、導入するまでの間、実地検証と試験を繰り返し行い、どのドライバーでも簡単に迅速に処理できるハードとソフトが研究きれ、入念な準備が進められたうえで、86年からの第3次Nシステムの導入となったのである。
このシステムからはセールスドライバー(運転手)がポータブルポス(PP)という情報端末を携帯して、入力処理をするようになった。
成果はすぐに現れ始めた。
経営企画本部アシスタントマネージャーのT太郎氏によれば、営業所でのあと作業が大幅に軽減されたという。
「セールスドライバーが外でデータを入力していますので、集荷した荷物を持って各営業所に戻って来たときには、すでにデータ入力は済んでいます。
あとは集荷した荷物の処理だけです」第3次Nシステムからは磁気カード・システムも導入。
密集取引をしている顧客に、「お客様コード」というものを持ってもらい、それぞれに特約運賃用の磁気カードを配布した。
こうして情報システムに顧客サービスを充実させるための改良が次々と加えられていった。
93年には第4次Nシステムへと移行する。
このシステムでは、新型情報端末によって軒先での領収書の発行ができるようにしたほか、ICカードを利用した取扱店カードも発行している。
ICカードには、累積の発送個数などを記憶させ、取扱店へ支払う手数料を精算するときには、ICカードに金額分の情報を付加させて精算していく。
これによって、取扱店とはキャッシュレスで精算できるようになった。
同時に、「B」という顧客向けの専用端末も用意し、貸し出しを開始した。
ある程度、個数を出している顧客の場合、配送管理をどのようにするかという点が重要なポイントとなる。
「配送依頼をしたつど、Y運輸のほうに連絡をいただくのは、お客様に対して申しわけない」(前出、T氏)という発想から生まれたものなのである。
この「BICAT」では、送り状が印刷できたり、在庫管理のデータを入力できる。
また、「荷物お問い合わせシステム」とも連動しているため、荷》物の発送管理もできるようになっている。
これとは別に、「N」という問い合わせ専用の端末も大口顧客中心に貸し出しをしている。
現在では、3万5000台ほどになるが、通販会社や百貨店では、自社の商品を購入した客からの問い合わせに対応するためのサービスとして活用されている。
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